孫の脱ステロイド

うちの孫はアトピーでした。生後数ヶ月の頃からお風呂上がりの保湿剤のプロペト、顔に塗る作用の弱いステロイドから身体に塗る強めのステロイド、他にも飲み薬や喘息の貼り薬など、孫の薬を入れる籠はいつもぱんぱんの状態でした。

重度のアトピーだった孫の脱ステをしてちょうど1年になります。症状も落ち着いてきたのでその時の事を書いてみようと思います。

この頃の孫は何も心当たりが無くてもとても機嫌が悪く、落ち着きがありませんでした。私が脱ステを決意した日も、公園で遊んでいたのですが、ぐずぐずと機嫌が悪く、表面上は薬で抑えられているのでつるんとした皮膚の内側でマグマのようにふつふつと湧き上がる異常に頭を両手でかきむしり、目を擦り頬を自分でたたいたりしている様子が見られ、この子の薬での治療の限界を感じました。

娘には、全部ばぁばがやるので口出ししないように伝えました。私には自分の経験から「必ず孫は自分の力で治る」といった根拠のある自信がありました。

その後、保育園に出向き園長先生や孫が関わる先生方に協力をお願いしました。

孫の脱ステをすること、孫はうちで預かる事、娘はこのことに納得していないかもしれないけど孫の状態が限界にきていることなど話をして、牛乳をやめさせる事と園でのおやつは家庭で持参したものを食べさせてほしいとお願いしました。

「変な人が来たな」と思われるかもしれないと不安はありましたが、幼稚園側は全面的に協力するとの回答をいただきました。今考えるとお忙しい中ありがたい回答でした。

この日から、孫が園で食べる3時と6時のおやつを毎日作って届けました。園のおやつがゼリーなら天然甘味料とフルーツで作った無添加のゼリーを作り、クッキーやお煎餅ならそれらしいものを自宅で作って届けるような感じでしたね。

脱ステをすると3日程で全身真っ赤の湿疹が出て、右目は腫れあがり目が開けられないほどに腫れあがりました。

娘はその姿に「病院に行って抗菌剤だけでももらってきてほしい」と懇願していましたが、その時の孫の様子は薬を使っていたころに比べて痒がっていませんでしたし元気でしたから私は全く心配していませんでした。何よりも孫本人が「痒いのを治す!」と小さな身体で自分自身に闘いを挑んでいましたからね。

それから1か月、孫の皮膚は一皮めくれて、まがい物ではない美しい自然な肌に生まれ変わりました。今でも日常の生活は注意が必要ですが薬は使わずに生活することができています。

健康になるために特別なことをする必要はありません。衣・食・住の日常生活が全てでなるべくそれを自然な暮らしに近づければいいだけです。いいものを健康のために取り入れるのではなく「不自然なことを選択しない」ということだけで体の不調は改善されていくのです。

以下は孫の脱ステで実践したことです。痒みで悩んでいる方の一助けになれば幸いです。

食事面

①砂糖をやめる

②油はバージンオリーブオイルと純正菜種油のみ(脂質を制限するのではなく取り入れる油を変える)

③添加物を避ける(家庭で調理すればある程度避けることができます)

④味付けは天然醸造の醤油、手作り味噌、ラカント、天日塩のみ

⑤乳製品をやめる

⑥水を変える(スーパーにある無料の水は不可)

⑦糖質過多にならないよう気を付ける

⑧たんぱく質をしっかり摂る

⑨小麦をやめる(パン、パスタ、うどんなどの麺類不可、米粉やアーモンドプードル、おからパウダーで代用)

生活面

①ボディシャンプーをやめる

②洗濯洗剤をやめる

③柔軟剤をやめる

⑤芳香剤をやめる

⑥衣類は全て綿100

⑦寝具も全て綿100

娘にお願いしたこと

①寝具を変える

②プロペトの染みついた衣類を全部捨てる

まだまだあるかもしれない。。。

特に砂糖と小麦は色んな所に潜んでいるので気を付けて

あとは実践あるのみ、できないではなくやるかやるかの二択

何よりも実践です。

理論だけが先行して実践しない人も多くお見受けしますが。。。

どんなに素晴らしい理論を並べえても実践しなければ机上の空論です。