我が家では、寝る前の布団の中で絵本の読み聞かせをしています。
娘の子育ての時も、ベッドの中で娘が眠りにつくまで絵本の読み聞かせをしていました。
一番好きだったのは「あきちゃんとかみなり」
あきちゃんの部分を娘の名前で読み、抑揚をつけて読んであげるととても喜んで聞いていました。
読み終わると「もう一回!」と言うのでまた同じ絵本を最初に戻って何度も読み返していました。
娘もこの頃の事をよく覚えているので、どんなに忙しくても孫にせがまれれば断ることはできませんよね。
絵本独特の豊かな表現に、創造力を膨らませ、読み聞かせ中は孫のワクワク感が伝わります。
絵本の時間は一日の中で「ママを独占できる時間」として、ママとの時間を楽しみ、安心感を得る時間なんでしょう。
孫というフィルターを通し、娘もシングルで働きづめだった私との数少ないコミュニケーションの時間を大切にしていたんだと思います
タイトルの「いのちのまつり」はそのタイトル通り、命に焦点を当てた物語です。
わたしの両親は亡くなっていますし、お墓も仏壇もないので「ご先祖様」について触れる機会がなく、命の繋がりを教えることが難しいのでこれらを伝えるのにとても役に立っていると思います。
両親で2人、祖父母で4人、曽祖父母で8人、10代さかのぼると1024人にもなるそうです。
誰か一人でも欠けていたらこの世には存在しない「あなたが勇逸無二の大切な存在だ」ということを孫にも伝えていきたいし、いまこうして生きていることがすごいことだということを教えたい。
命の繋がりをイラストで目で見て学べるこの絵本は大人の心にも刺さる絵本だと思います。